ヤスハラ・マーケティング・オフィスの近況

12月09日


「<新版>マーケティングの基本」(日本実業出版)が増刷になりました!。 ご購読いただいた皆々様には、深く御礼申し上げます。初版が2009年です。もう、足掛け10年となっております。長生きしてますなあ。


新版になってからも販売が堅調なようで、嬉しさよりも気恥ずかしさを感じるほどです。きっと、著作は「自分の分身が世間様に残す生き様の痕跡」のようなものなのでしょう。


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■我が家にファシリテーターがやってきた!


長女が8歳、小学二年生も半ば過ぎ、親の言うことをハイハイ聞くようなこともなくなって、なかなか手強くなってきてます。この手の時期をプレ反抗期とも言うらしい。娘がお風呂に早く入ってくれない不満から、父と娘がどなり合うくらいのやりとり(まあ、よくある親子ゲンカっすな)まで発展してしまいました。


雰囲気の悪さに「まじーなあ」と痛感する父は、ついに家族会議、それも家族内課題検討のグループワークを提案し、実施したのでした。栄えある第一回でございます(苦笑)。


プロのファシリテーター(小生のことね。別称トーチャン)が呼ばれて、以下の概要で進行しました。


・参加者:4名。父・母・娘(8歳)・息子(3歳)
・形式:グループワークによる課題解決
・備品:大きめの紙(落書き帳を転用)、ポストイット
・時間:30〜45分程度のミニワーク


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家族を理性的に仕切る小っ恥ずかしさはあるものの、意外と小二女子のワークへの参加態度が良く、ワークの大崩れなしに解決案までたどり着けました!。そうそう相方である母はプロの市場調査のモデレーターでしたから、グループワークの勘所は熟知してます。


3歳の息子はオミット前提でしたが、参加意欲満々なため、メンバーとして扱っています。線ぐしゃぐしゃなポストイット等はすべて彼の意見(・・・だと思う)。


さて、課題を整理していくと、大きくは・・・・、娘が、先に入るという順番に固執すること、読書などを優先して入浴までに時間がかかることの2点です。で、これらに押されて父と息子が入り時間がずれ込み、父は時間の浪費を苛立たせる。夕食時間以降のスケジュールが遅くなることで、母の不満に繋がる。


見える化の効果は高く、娘からは「入浴順序にこだわらない」「お風呂の準備ができた時点で、自分がすぐ入るか、父息子組がすぐに入るかを決める」という具体的なアクション・プランができました。じゃあ、まずはやってみよう!、ってことでかなりいい感じの大団円となりました。すでに二日実践して、手応えがあるので、家族内グループワークは手法としても高く評価されました。よかったよ、プロとして面目保てて。


家族といえども他者同士ですからね、軋轢は普通なんですな。ちょっと生活を俯瞰しながら、対等に言語化・文字化するコミュニケーションの場は重宝されそうです。


父は仕事のみ(昭和)から、父は仕事と家事・育児も(平成)になり、父は仕事・家事・育児・ファシリテーション(令和)ってなことになるのでしょうか? ええ、ええ、「いつ仕事するんだよ!」というツッコミもあるでしょう。これも是非、家庭内グループワークでご検討くださいw。

11月11日

昨日、相方が今月主催するランチ会の1メニュー(今のところ秘密・・・笑)を試作して、家族に振舞ってくれました。


しかし、長女8歳はその味、正確には食感に対して「少し硬い!」と、ネガティブな発言をするので、「大人向けなんだよ。残念ながら、君はターゲットじゃないんだ」と返しました。そこで、ちょっと親子の会話がターゲット論になって「ふふん、マーケティングも小学校低学年の範囲内にまでコモディティ化してるのかあ」と思った次第です。


◾️メタ化する研修を想う


現在、研修講師として受託しているのは年間2件で、クライアントは1社だけです。その一つがビジネス・フレームワークを使って、新規事業を具体的な提案書にしてみる、というものです。全3回、通期で3日が2ヶ月程度のインターバルで実施され、その間にグループ・ワークでフレーム化されたフォーマットを、企画順序に従って埋めては、講師と、そして他グループと評価し合いながら、最終成果物に至ろうというものです。


従来、まあヤスハラ内比較ではありますが、この成果物の発表が研修ゴールとなり、そこでのビジネス・フレームワークの利用習得が目的になってました。でも、もう特定のフレームワークが陳腐化するスピードも早く、かつ、フォーマットを埋めて人に伝達するという段取りそのものもややモッサリした動きに見えるようになりましたよね。


あと、ヤスハラ自身がそういった知識の組み立てによってビジネスを立案する作業に飽きてきているというのもあります(すみません・・・苦笑)。


で、全3回研修の締めくくりには成果物をベースにした振り返りではなく、そもそも今回のフレームワークの意図は何か?、意図を画面に反映させる時には何に気をつければいいのか?、個々のフレームの持つ盲点(弱点)にどうすれば気がつけるか?、といった問いを振り返り課題としました。


つまり、研修自体が参加者の日々の業務の異物であることを受け入れた上で、現実との乖離を最小限にするメタな視点を探るというものです。もちろん、講師であるヤスハラにも明答はなく、「どうする?みんな!、オイラも含めてさ」状態を場に作ろうとしています。


知のコモディディ化は知のメタ化とセットです。そんなメタ意図があります。「早いところ知の置き場を頭の中に作りましょうよ」ってな感じ。メタとか付けちゃうと凄いことのようだけど、コモディティ化するマーケティングをコンサルしている輩のアガきと言っても差し支えございません。